まるさき福祉会では、SDGsの17の目標のうち2・3・7・8の取り組みを行っています。
詳細はリンクの「さがみはらSDGsパートナー」のページをご覧ください。
市内在住の障害児・者は、障害支援区分ごとに年々増加傾向にあります。
就学猶予や就学免除の時代から、昭和54年以降は養護学校・特別支援学校の整備が進み、義務教育および高等部までの進路は学ぶ機会として保障されていますが、卒業後は一般的には大学等の進学あるいは就職ですが、障害があるために「働く場所や適当な仕事があるか」「働くための技術を身に付けるための機会をどのようにして得られるか」または「一人暮らしや休日などの余暇を含めた生活全般に関する相談・支援があるのか」等多くの不安をご本人並びにご家族が抱えています。
特に重度の障害を持っている人たちは、環境にすぐに慣れることができない、医療的な処置が必要であったりなどの様々な理由で、就職が難しく福祉サービスなどの社会資源を活用した日中活動としての場所を探すこととなりますが、ご本人の障害特性が充分に理解されないことや、ご家族と事業者の方向性のミスマッチなどにより、活躍の場が見つからないことにより在宅で過ごす時間が増え、家族への負担が多く高齢の親が障害を持っている子どもさんを介護する「老障介護」の世帯が増加傾向にあります。(2016年に行われた国の調査では在宅の65歳未満の知的障害者のうち74%が親と同居)
このような現状を少しでも打破できるよう、ご本人の生きがいや、ご家族の介護負担の軽減、ニーズにあった安全・安心できるサービスを提供することで、1人でも多くの障害を持った人が地域で過ごせる環境の整備の必要性を感じています。
福祉業界だけでは障害を持ったご本人・ご家族のニーズにあった安全・安心できる環境を構築していくことはできません。さまざまな業界の専門的な知識のあるパートナーが欠かせない存在だと思っています。
夢の実現のために取り組めればと思っています。
どんなに重度の障害のある人でも「働きたい」という気持ちをもっている人はいます。
当事業所で考えてるお仕事のひとつとして、今まで廃棄になっていたものを使い、あたらしい価値を見出し製品化する、そのための工程に障害者が取り組めることを検討しております。それが、使ってくれる人がいることの喜びや工賃が得られるなどの”働いている”社会的存在意義になればと思っております。
福祉施設を建てる時もさまざま業種の専門職の意見を取り入れることで福祉の向上だけでなく、SDGsの3(すべての人に健康と福祉を)、8(働きがいも経済成長も)につながると思っています。
機会があればぜひ一緒に取り組むことができればと思いますのでよろしくお願いいたします。